思考の整理学（外山 滋比古）

■ものを考えるのには、朝のうちが最高の時間である
■発想の母体は触媒としての個性である
■思考や知識の整理とは
第一次的思考をより高い抽象性へ高める質的変化である。いくらたくさん知識や思考、着想をもっていても、それだけでは、第二次的思考へ昇華するということはない。
■われわれの民族は古くから（…）第一次的歴史情報には恵まれても、これをメタ化して、二次、三次の理論にする試みはあまりなかった。
■思考の整理には、忘却がもっとも有効である
■思考の整理の究極は「表題」である
■仕事をしながら、普通の行動をしながら考えたことを、整理して、新しい世界をつくる。これが飛行機型人間である。
■真に創造的な思考が第一次的現実に根ざしたところから生まれる
■第一次現実の思考の結晶したもっとも通俗なものが「ことわざ」である