Chance Favors the Prepared Mind

備えあれば好機あり

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術(デビッド・アレン)

■私たちに必要なのは、戦略的な観点からエネルギーを集中させるべきところに集中させつつ、 エネルギーのムダを極力排除することができるような信頼できるシステムである。

■あなたの頭の中にある 「やりかけの仕事」は、現状を変えたいと思いつつも次のような状態になっている。
・求めている結果がはっきりしていない 。
・次にとるべき物理的な行動が定義されて いない。
・求めている結果や次にとるべき行動を適切なタ イミングで思い出させてくれるリマインダーが設定されていない 。

■「やりかけの仕事」がこうした状態にある限り、それがあなたの顕から離れることはない 。これらを明確にし、必要な判断を下し、確実に見直すことがわかっているシステムに預けない限り、頭がすっきりとすることはない。

■私がこれまで見てきたToDoリストの多くは、やるべきことを単に羅列しただけで、実際 に必要な作業を書いたものにはなっていない。

■多くの人が、暖珠で不完 全なリストを並べ替えることで整理を実現しようとしているのだ。

■あなたは「やるべきこと 」 の優先度と、時間や情報、集中力をどのように関連付けているだろうか 。 実 は 、ここにこそ 、限られた時間と労力を存分に注ぐべきなのである。本当に重要なのは、そのときどきで自信をも ってとるべき行動を選択していくにはどうすればよいかということだ。

GTDの流れ
1 「気になること」すべてを1箇所に「収集」する。
2 それぞれの意味と何をすべきかを明らかにする「処理」を行う。
3 その「処理」の結果を「整理」する。
4 それらの行動の選択肢を「レビュー」する。
5 選んだ行動を「実行」する。

■「決断」に至るための物理的な行動は必ず存在する。その99%は、判断に役立つ情報を集めることだ。

■「頭のメモリ」だけにしまってあることに 必要以上に注意が向いてしまうのは、経験上明らかだ。すべてを「収集」するのは、すべてが同じくらい重要だからというわけではない(そんなこ とはありえない)。だが、常に意識がそちらに向かい、見えないプレッシャ ーとなるという意味では、解決も収集もされていないことは、すべて同じぐらい重要だと言っていいだろう。

■注意の対象がひとつにしぼられていれば、あなたは 「水のように澄んだ心」の境地に至ることができる。

■私たちは、「何の仕事をしなくちゃいけないんだっけ」ではなくて、仕事そのものに意識を向けるべきなのだ。