Chance Favors the Prepared Mind

備えあれば好機あり

すごい会社のすごい考え方(夏川 賀央)

■「前例があるかどうか」よりむしろ重要なのは、「そこに向かって走ることが面白いかどうか」なのだと思います。
■「結果」をすぐに捨て、「成果」を正しく認識していく。それが永続的な“自分自信の仕事”を作っていくために重要なのです。
スターバックスの「10の原則」
 1.自分に正直になる
 2.なぜこの会社で働くのか「を考える」
 3.自主的に考える
 4.信頼を築く
 5.真実に耳を澄ます
 6.責任をもつ
 7.行動する(積極的に考え、思慮深く行動する)
 8.困難に立ち向かう
 9.リーダーシップを発揮する
 10.大きな夢を持つ
■まずは現在「やっていること」のなかで、「笑えること」を探すこと。

 

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか(山本ケイイチ)

■アントノフスキーという医療社会科学者は、「首尾一貫性」(Sense of Coherence)という概念を提唱している。「有意味感」「把握可能感」「処理可能感」の3つの下位概念があり、この感覚を備えた人間は、ストレス対処に長け、健康保持能力が高いと言われている。

 

 

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術(デビッド・アレン)

■私たちに必要なのは、戦略的な観点からエネルギーを集中させるべきところに集中させつつ、 エネルギーのムダを極力排除することができるような信頼できるシステムである。

■あなたの頭の中にある 「やりかけの仕事」は、現状を変えたいと思いつつも次のような状態になっている。
・求めている結果がはっきりしていない 。
・次にとるべき物理的な行動が定義されて いない。
・求めている結果や次にとるべき行動を適切なタ イミングで思い出させてくれるリマインダーが設定されていない 。

■「やりかけの仕事」がこうした状態にある限り、それがあなたの顕から離れることはない 。これらを明確にし、必要な判断を下し、確実に見直すことがわかっているシステムに預けない限り、頭がすっきりとすることはない。

■私がこれまで見てきたToDoリストの多くは、やるべきことを単に羅列しただけで、実際 に必要な作業を書いたものにはなっていない。

■多くの人が、暖珠で不完 全なリストを並べ替えることで整理を実現しようとしているのだ。

■あなたは「やるべきこと 」 の優先度と、時間や情報、集中力をどのように関連付けているだろうか 。 実 は 、ここにこそ 、限られた時間と労力を存分に注ぐべきなのである。本当に重要なのは、そのときどきで自信をも ってとるべき行動を選択していくにはどうすればよいかということだ。

GTDの流れ
1 「気になること」すべてを1箇所に「収集」する。
2 それぞれの意味と何をすべきかを明らかにする「処理」を行う。
3 その「処理」の結果を「整理」する。
4 それらの行動の選択肢を「レビュー」する。
5 選んだ行動を「実行」する。

■「決断」に至るための物理的な行動は必ず存在する。その99%は、判断に役立つ情報を集めることだ。

■「頭のメモリ」だけにしまってあることに 必要以上に注意が向いてしまうのは、経験上明らかだ。すべてを「収集」するのは、すべてが同じくらい重要だからというわけではない(そんなこ とはありえない)。だが、常に意識がそちらに向かい、見えないプレッシャ ーとなるという意味では、解決も収集もされていないことは、すべて同じぐらい重要だと言っていいだろう。

■注意の対象がひとつにしぼられていれば、あなたは 「水のように澄んだ心」の境地に至ることができる。

■私たちは、「何の仕事をしなくちゃいけないんだっけ」ではなくて、仕事そのものに意識を向けるべきなのだ。

 

イシューからはじめよ(安宅和人)

イシュー見極めにおける理想は、若き日の利根川のように、誰もが「答えを出すべきだ」と感じていても「手がつけようがない」と思っている問題に対し、「自分の手法ならば答えを出せる」と感じる「死角的なイシュー」を発見することだ。世の中の人が何と言おうと、自分だけがもつ視点で答えを出せる可能性がないか、そういう気持ちを常にもっておくべきだ。学術的アプローチや事業分野を超えた経験がものをいうのは、多くがこの「自分だけの視点」をもてるためなのだ。

 

 

MORI LOG ACADEMY 8(森博嗣)

信条としているわけではないが、ものごとをし終わったあと、その結果を見届けるようなことをしない癖がある 。「一撃離脱といえば聞こえが良いだろうかつまり、弾を放 たのち、それがたろうが外れようが、自身にはあまり影響がない、と考えているのか、じっくりと弾筋を追て、相手に与えたダメージを見極めることはしない 撃ち放た時点で、自分にできることは終わているわけだし、すぐに次の作業に取りかかた方が時間的なロスがない、とたぶん本能的に感じているためだろう