Chance Favors the Prepared Mind

備えあれば好機あり

自分のアタマで考えよう(ちきりん)

■「考える力をつけたいのですが、どういう勉強方法が有効ですか?」と質問されると、ちきりんはいつも「考える時間を増やしましょう」と答えています。
■以前に対談させていただいたライフネット生命保険出口治明社長も、いつも「縦と横に見る視点が重要」とおっしゃっています。これも、「縦=時系列比較=歴史的な観点でものごとを見ること」と、「横=他社比較=国際的な視点でものごとを見ること」とのことですから、やはり比較といえばこの二種類を覚えておくべし、ということなのでしょう。
■ちきりん流『仕事の4分類」
⇒・成長の仕事
 ・支援の仕事
 ・運営の仕事
 ・再生の仕事
■重要なことは、与えられたフィルターになんの疑問ももたず、そのまま受け入れて必死に頑張ることではなく、「自分(自社)独自のユニークなフィルターを見いだし、それで勝負していこう!」という発想に転換することです。自分独自の選択基準を見つけること、それがなにであるかを考えること、それこそが「自分の頭で考える価値のあること」なのです。
■(…)情報を適切な棚の中に整理しておけば、「情報感度」を大きく高めることができます。なにげないものを見て、「あっ、なるほど!」と瞬時になにかを考えつく人の頭の中には、「次に自分がほしいのは、こういう情報だ」ということが明確にされた「思考の棚」が存在しているのです。(…)なにを見てもなにを聞いても「なぜそんなことを思いつくの?」という人の頭に入っているのは、大量の知識ではなく多数の「思考の棚」なのです。